血糖値を下げる働きをするインスリンは、糖尿病に無くてはならない薬です。使用している患者も多く、研究や開発も盛んです。効果の持続時間により、大きく分けて3タイプがあります。中間性、即効性、超即効性です。
中間性インスリンの効果は、20時間と長めです。血糖値が上がると頻尿になりますが、就寝中も催して目が覚めてしまうため、睡眠不足になりがちです。中間性インスリンを寝る前に用いることで、頻尿に拠る睡眠不足を避けることができます。
超即効性インスリンは、3?5時間ほどの効果持続時間ですが、即効性が高く、低血糖症状も出難いと、使いやすいタイプです。食前、食事中だけでなく、食後でも血糖値を下げる効果を得られるようです。
このように、血糖値の状況や、目的に併せたインスリンのタイプを、用いることが可能です。
インスリンは、脾臓にあるランゲルハンス島という部位から分泌される、ホルモンです。ランゲルハンス島にあるβ細胞から、血中やペプチドホルモンへ入り、内分泌機能に作用します。
パウル・ランゲルハンスが、1867年に脾臓にランゲルハンス島を発見しました。その後、1921年にインスリンが抽出され、1922年にはインスリンが、糖尿病の治療薬として用いられました。
インスリンは、生命維持に必要なエネルギーを作り出すのに、重要な働きをするホルモンです。ブドウ糖、アミノ酸の吸収、炭水化物、脂肪、グリコーゲンなどの分解や合成など促します。血糖値の調整には欠かせない薬ですが、使用方法を間違えると危険なこともあります。医師の指示に従って、正しく用いましょう。


